東芝デジタルソリューションズ株式会社 本文へジャンプ

ヘルプ 別ウィンドウで開きます

導入事例

  • 最新導入事例
  • 一覧から選ぶ
  • お問い合わせ

導入事例 エプソンイメージングデバイス株式会社

【写真】経営管理室 情報化センター 部長 古田 大 様(右)情報化センター システム構築グループ 課長 三輪尚則 様(左)
経営管理室
情報化センター
部長
 古田 大 様(右)
情報化センター
システム構築グループ
課長
 三輪尚則 様(左)

Case Study

製造

Category

業種ソリュ−ション

Solution

CPC

Product

ProjectMeister

Innovation Report / プロジェクトをコンカレントに管理、製品開発のスピードアップを実現

この事例紹介記事をPDFでダウンロード
[PDF形式/925KB]

Get Adobe ReaderPDFファイルの閲覧には、Adobe® Reader™が必要です。ダウンロード(別ウィンドウで開きます)してご覧ください。

製品開発スピードの速さを求められる中・小型の液晶ディスプレイ市場において、顧客インの発想で実績を残してきたエプソンイメージングデバイス。生産のさらなるスピードアップと品質の向上には、効率的なプロジェクト管理が必要不可欠だった。今回はプロジェクトの可視化を実現した同社の取り組みに迫った。

導入時期 2002年

製品開発スピードが4倍以上に

before

プロジェクトチーム内、あるいは社内で、成果物や課題の情報共有が進まず、見たい情報を探し出すのに手間と時間がかかっていた。またレビューが形骸化して、課題を積み残したまま次の開発フェーズに進むケースもあった。

↓ ↓ ↓

after

プロジェクト管理アプリケーション上で必要なときに必要な情報を入手できるようになり、開発スピードが速まった。またQCDEに関する課題が一元管理されたことにより、製品の品質向上に向けて大きく前進した。




導入背景

国内のみならず海外でも高い評価受ける
中・小型液晶ディスプレイ分野の優良企業

【写真】エプソンイメージングデバイス株式会社 松本本社
エプソンイメージングデバイス株式会社
松本本社

いまや携帯電話は、多機能情報端末と呼ぶにふさわしい。メーカー各社は新製品を次々にリリースしているが、それに呼応して、液晶ディスプレイ市場は急速な伸びを示している。

中でも、国内のみならず海外でも高い評価を得ているのがエプソンイメージングデバイスだ。同社は、セイコーエプソンと三洋電機グループが2004年10月にスタートさせた三洋エプソンイメージングデバイスがその前身。液晶ディスプレイ事業を統合することで、小型化・高画質化・高精細化・量産化技術を結集。携帯電話をはじめ、デジタルカメラやカーナビに使用される中・小型液晶ディスプレイに特化、この分野のリーディングカンパニーを目指している。

同社は広色域・薄型・省電力といった技術面だけでなく、開発スピードにも強みを持つ。「企画が持ち上がると、お客様の設計部隊と一緒に机を並べて、同時並行で開発を進めています。まさに“顧客イン”の発想ですね」と経営管理室情報化センター部長の古田大氏が語るように、従来から顧客ニーズに迅速な対応を行ってきた。その一環として2002年にプロジェクト管理アプリケーションを導入して、プロジェクトの可視化を実現。進捗状況や課題の情報を共有して効率化を図り、開発スピードと品質の向上に努めている。

導入経緯

デザインレビューの形骸化に危機感
プロジェクトの進捗状況の可視化へ

【写真】経営管理室 情報化センター 部長 古田 大 様
経営管理室
情報化センター
部長
古田 大 様

三洋エプソン設立以前から、セイコーエプソンでは「お客様の要望にあわせたカスタマイズを行って、いかに早く製品化してお客様に提供できるのか」という目標を掲げて、さまざまなITを開発プロセスに導入してきた。CADで作成されたデータなど、開発途中の製品や部品のデータを管理するために、99年にはPDMの導入検討を開始。東芝ソリューションをSIパートナーとしてPTC社のPDMパッケージ「Windchill」を導入して、01年4月から稼働させている。そして次の一手として選んだのが、プロジェクト管理ソリューションの導入だった。

02年当時、同社の読みどおり、携帯電話市場の急激な伸びとともに、メーカーからは多品種・短納期の製品開発を要求されるようになっていた。多くの製品開発プロジェクトがコンカレントに動き、なおかつ納期優先で進めていくにつれて、レビューの形骸化が起こり始めていた。情報化センターシステム構築グループ課長の三輪尚則氏は当時の状況を次のように振り返る。

「短納期に間に合わせるために、レビューを単なる資料の読み合わせで終わらせて、開発プロセスで生じるさまざまな課題を解決しないまま、条件付きで次フェーズに進めていく傾向がありました。その結果、課題が先送りされて、量産の立ち上がりにおいて、もろもろの品質課題について悪戦苦闘するケースが目立ちました」

一方、部門間の情報共有が進んでいないことも課題の一つだった。同社は、設計、製造技術、品質、生産管理、購買、営業など、QCDE(クオリティ・コスト・デリバリー・エコロジー)に関わるすべての部門が一つのチームとして製品開発プロジェクトを進めていく。従来は部門間の情報共有は、プロジェクトの進捗をエクセルデータ化して管理していたが、ファイルベースでは、最新版のファイルを探すのに手間がかかってしまう。「製品開発プロジェクトでは、図面の完成度、スケジュール、品質などをレビューで確認して、それらの課題解決を、誰がいつまでに行うのかといったところまで明確にして情報共有することが大切です。それらを可視化してハンドリングするために、プロジェクト管理アプリケーションを導入するのは自然な流れでした」(三輪課長)。

続きを読む

このページのトップへ
Copyright