ニュースリリース

実用的なビジネス英文レター集を搭載した翻訳ソフト
「The翻訳オフィスV10」の発売について

~最新翻訳エンジンの搭載で、翻訳精度の向上も実現~

2005年4月14日 東芝ソリューション株式会社

 
  東芝ソリューション(本社:東京都港区、取締役社長:河村進介)は、ビジネスシーンでの翻訳業務の効率向上を支援する、ビジネス向け英日/日英翻訳ソフトの最新版「The翻訳オフィスV10」を商品化し、5月27日から販売します。
The翻訳オフィスV10のイメージ図
 
 「The翻訳オフィス」は、Microsoft® Officeやメールツール、インターネット閲覧ソフトといったビジネスでの利用が多いアプリケーション上での翻訳作業をはじめ、PDFの翻訳や、印刷文書から文字を読み取って翻訳する翻訳OCR機能も備えたビジネス向けの英日/日英翻訳ソフトです。高い翻訳精度と使いやすさでお客様から好評をいただいています。


 

■The翻訳オフィスV10での強化点

The翻訳オフィスV10では、ビジネスシーンでの翻訳業務の効率をさらに高められる強化を行いました。なお、本商品よりThe翻訳シリーズ共通のバージョン番号へ統一します。


1.実用的なビジネス英文レターの作成を強力に支援 

 挨拶、売込みや注文など、ビジネスシーンでの英文レター作成にすぐに活用できる、実用的な「ビジネス英文レター集」を搭載しました。さらに、対訳エディタを使った翻訳やステップ翻訳で翻訳環境を「ビジネス文書」に指定した場合、多彩なビジネス英文表現を呼び出せるようにメモリ辞書を強化しました。従来から搭載の「英文作成テンプレート」に加えて、これらの機能を活用することで、より実用的な表現で手軽にビジネス英文レターを作成できます。

2.最新翻訳エンジン「CFエンジン」の搭載で翻訳精度をさらに向上 
 翻訳精度をさらに高めるために、上位モデル「The翻訳プロフェッショナルV10」で好評の翻訳エンジン「CFエンジン」を搭載しました。CFエンジンでは、文書の文脈情報と書式情報を利用してより適切な翻訳を行います。例えば同じ「中国」という語でも、外国の地名が並んだ表の中では「China」と訳し、国内の地名が並んだ表の中では「Chugoku」と訳します。また、搭載辞書を186万語へ増強し、さらに専門用語辞書で「金融・法律」「生産・品質」など6分野が新たに選択できるようになりました。訳したい分野に合った訳語候補を選出するセレクトコーパス翻訳機能と併せて活用することで、ビジネス文書のより高い精度での翻訳が可能となります。
 また、最新版の研究社「新英和中辞典」第7版、「新和英中辞典」第5版を搭載しています。 

【英日/日英翻訳ソフト The翻訳オフィスV10】

  ■希望小売価格:17,600円(税込み価格)


■主な機能

●アプリケーション連携翻訳
 Microsoft® Word 、Microsoft® Excel、PowerPoint®、FrontPage® 、Microsoft® Access、一太郎、秀丸エディタなどのアプリケーションに翻訳機能をアドイン。使い慣れたアプリケーション上で翻訳作業が行えます。
●メール翻訳
 Outlook®やNetscape、Lotus Notes、EUDORAなどのメールツール上で、英文メールを簡単に翻訳できます。また、英文メールを作成する場合も、対訳エディタで日本語の文章を作成してから翻訳することで簡単に英文メールが作成できます。さらに、作成された英文が再度日本語に翻訳される確認翻訳機能を使って、英文が自分の意図するとおりになっているかを確認できます。
●PDF翻訳
 PDF文書の文字を取り出して翻訳します。Adobe® Acrobat®と連携すれば、イメージでできているPDF文書でも、文字認識して翻訳できます。
●ホームページ翻訳
 Microsoft® Internet Explorer、Netscapeなどのインターネット閲覧ソフトに翻訳機能をアドイン。簡単にホームページを翻訳できます。
●セレクトコーパス翻訳機能
 翻訳したい分野の文書を登録すると、登録文書で使用されていた語句が優先して使用されるので、その分野に適した翻訳結果を得ることができます。例えば、あらかじめ日本語の証券関連の文書を登録してから、「The stock of this brand brings profit.」という原文を翻訳すると、「この銘柄の株式は利益をもたらします。」と、個々の語句の学習や登録をしなくても適切な訳語が選択されます。
 このように本機能は、登録する文書が英日のペアである必要がなく、英日翻訳ならば日本語、日英翻訳ならば英語の文書だけの登録でよいため、参考にする文書を集めやすいという特長があります。
●翻訳OCR
 印刷された文書をスキャナやデジタルカメラなどで画像データ化すると、OCR(Optical Character Reader)機能でデータ中の文字を認識*してテキストデータ化し、翻訳することができます。テキストはWordに取り込めるため、スペルチェック機能などの機能を使って翻訳前のテキストを調整することも可能です。
*)画像の精度によっては、認識できない場合があります。
●対訳エディタ
 対訳エディタは、原文と訳文を対比表示しながら翻訳する作業が、一画面上で切り換えずにできる機能です。読み込んだテキストの1文ずつの対応表示、原文と訳文を見比べながら1文ずつ翻訳、あるいは全文まとめての翻訳、原文と訳文を対応させた形式での印刷もできます。さらに、翻訳結果の確認や新語の登録、語句の学習なども実行可能です。また、翻訳結果を原文と訳文の対応を保ったままMicrosoft® Excelへコピーできるため、対訳形式での文書配布にも適しています。

動作環境

●対象機種 PC/AT互換機
●対応OS Microsoft® Windows® XP、Windows®2000、Windows®98/98SE/Me
●メモリ 64MB以上(The翻訳必要分)
推奨値:Windows® XP:192MB以上、2000:128MB以上、98/98SE/Me:96MB以上
●必要ハードディスク容量
  翻訳部(英日/日英双方向):500MB、研究社 新英和中辞典・新和英中辞典:550MB
   

注意事項


必要メモリ容量、ハードディスク容量はシステム環境によって異なる場合がありますのでご注意くだ さい。
動作環境の詳細、対応ツール(ソフトウェア)詳細などは、商品パッケージまたは「The翻訳シリーズホームページ(http://hon-yaku.toshiba-sol.co.jp/)」でご確認ください。
対応ツール(ソフトウェア)は全て日本語版です。SDKなどで改造したツール、β版、プレリリース版での動作は保証いたしません。
上記に記載のアプリケーション用の文書でも、作成方法やセキュリティ設定などによっては、翻訳できない場合があります。また、レイアウト情報などが翻訳結果に反映されなかったり、レイアウト情報により翻訳精度が低下する場合があります。
本商品の仕様は予告なく変更される場合があります。
The翻訳、The翻訳オフィス、The翻訳プロフェッショナルは東芝ソリューション株式会社の商標です。
Microsoft、Windows、Outlook、PowerPoint、FrontPageは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Netscapeは米国Netscape Communication Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Adobe、Adobe Acrobatは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。
その他、本文中の製品名称はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。
 


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