ニュースリリース

東芝ソリューションとサン・マイクロシステムズ、
個人情報保護ガイドラインに準拠した企業向けID管理認証基盤構築で協業
~ 従業員証ICカード発行からID管理までを一括提供 ~

2005年11月28日 東芝ソリューション株式会社
サン・マイクロシステムズ株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川 茂司、以下 東芝ソリューション)とサン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:ダン・ミラー、以下サン)は、個人情報保護対応のID管理認証基盤システムの構築で協業し、「従業員証ICカードソリューション」として東芝ソリューションが本日から受注活動を開始します。
 本ソリューションは、東芝ソリューションの従業員証ICカードシステムと、サンのシングルサインオン・ID管理製品を組合せ、さらに個人情報対応の管理機能を拡張強化したものです。東芝ソリューションとサンは、個人情報保護法への全社対応を求められている企業に向けて共同で販売促進活動を行っていきます。


 「従業員証ICカードソリューション」は、PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)による強固な認証を実現できる東芝ソリューションの「TARGUSYS®」と、統合したID管理基盤を実現するサンの「Sun Java(TM) System Access Manager」 等の製品を組合せ、さらに個人情報保護対応機能を拡張強化することにより、企業の情報セキュリティポリシーを徹底できる安全性と拡張性を備えた認証基盤システムを実現するものです(図表参照)。従来には無かった、お客様自身による従業員証ICカードの印刷・発行から企業全体のID管理までをトータルに実現するシステムを容易に構築することができます。
 一枚のICカードで、PCにもサンのシンクライアントであるSun Ray(TM)にも対応できるため、「日常業務はPC、高度なセキュリティが求められる特定業務にはSun Ray」という環境にも対応できます。


 さらに今回、拡張強化を行った個人情報保護対応機能は、個人情報保護法に関する経済産業省ガイドラインに基づく、パスワードの長さや有効期間といったパスワードポリシーの設定機能やログの管理やアクセスの監査機能などを東芝ソリューション独自に実装したものです。東芝ソリューションの個人情報保護対応基準(PDPS3:Personal Data Protection Standard for Solution Systems)に準拠したソリューション第2弾となります。これにより、お客様は一枚の従業員証ICカードを使って、様々な業種や業務向けのシステムに対し、安全かつ確実に認証を行うことができるとともに、個人情報保護対応した全社共通の認証基盤システムを構築できるようになります。


 今後とも東芝ソリューションとサンは、認証やID管理、シンクライアントなど情報セキュリティ分野で技術協力および販売促進協力を相互に行い、企業の情報セキュリティ基盤の実現に向けて協業関係の強化を行ってまいります。

図:従業員証ICカードソリューションによる認証基盤の概要

認証基盤概念図

  • *TARGUSYSは、東芝ソリューション株式会社の登録商標です。
  • *Sun 、 Sun Microsystems 、サンのロゴマーク、 Java 、Sun Ray は、米国 Sun Microsystems,Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です



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