ニュースリリース

東芝ソリューションとサン、
企業コンプライアンスに向けたXMLデータベースのプラットフォームで協業

~ サンの次世代Solarisサーバと、東芝ソリューションのXMLデータベース TX1で
高いスケーラビリティを実証 ~

2005年12月5日 東芝ソリューション株式会社
サン・マイクロシステムズ株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川 茂司、以下 東芝ソリューション)とサン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:ダン・ミラー、以下サン)は、20周年を迎えた両社の強固なパートナーシップのもと、企業コンプライアンスで求められる電子文書や電子メールなどの非定型データの管理を目的として、東芝ソリューションのXMLデータベース TX1(TM)と、サンのCMT(チップ・マルチスレッディング)プロセッサを搭載した次世代Solaris(TM)サーバを組み合わせたプラットフォームの推進で協業します。 東芝ソリューションは、2006年1月から本プラットフォームの販売を開始します。


 東芝ソリューションのXMLデータベース TX1と、サンのCMTプロセッサを搭載した次世代Solarisサーバの組み合わせにより、大容量のデータを高速に検索できるだけでなく、多人数で同時に検索しても、検索性能が低下しない高いスケーラビリティのXMLデータベースのプラットフォームを提供していきます。
企業コンプライアンスのためには、企業内に大量に存在する情報を個人や部門で管理するのではなく、全社レベルで一元的に管理することが必要です。このプラットフォームを利用することで、全社レベルでの運用で利用者が増大した場合でも対応できるソリューションが構築できます。


 東芝ソリューションは、サンのCMTプロセッサを搭載した次世代Solarisサーバ上で、XMLデータベース TX1を動作させ、検索処理の同時実行で、高いスループットを実現することを検証しました。 さらに、両社は、革新的な次世代CMTプロセッサとマルチスレッド対応を強化したTX1による検証を進め、より大規模な企業コンプライアンスにも対応できるXMLデータベースのプラットフォームを実現していきます。


 現在、企業の存続・発展のために、コンプライアンスが必須となっています。コンプライアンス実現のため、企業には、法令遵守・違反行為の発見・是正のマネジメントが求められており、それを実現するために、ITによるサポートが重要になっています。
コンプライアンスの実現のためには、企業活動の記録を残し、これを確実に文書化していくことが重要です。企業活動の記録・文書化のためには、数値データなどの定型データだけでなく、取引の履歴、各種報告書、契約関連情報などの電子文書や電子メールなど、大量の非定型データ(項目の長さや数が確定できないデータ)を的確に管理することが必要となっています。 こうした非定型データをITで扱うには、XML形式が適しています。XMLは、文書やデータの意味や構造を記述するための言語で、柔軟なデータ構造が採れるため、非定型データの表現に適しています。また、データ交換や蓄積のための基盤技術としても、定着しています。


 東芝ソリューションとサンは、東芝ソリューションの非定型データの管理に適したXMLデータベース TX1と、サンのCMTプロセッサを搭載した次世代Solarisサーバを組み合わせて、企業コンプライアンスソリューションに向けた高いスケーラビリティのXMLデータベースのプラットフォームを推進します。東芝ソリューションとサンの両社で、評価、チューニング、検証を進めると共に、マーケティング活動を行います。 TX1は、マルチスレッドに対応した高速検索を特長とする信頼性の高い XMLデータベースです。サンのCMTプロセッサを搭載した次世代Solarisサーバとの組み合わせで、マルチスレッド環境での高いスケーラビリティを実現します。


 今後とも、東芝ソリューションとサンは、企業コンプライアンスに向けたプラットフォームを推進するため、技術協力、及びマーケティング活動での協力を行ってまいります。
  • TX1は、東芝ソリューション株式会社の商標です。
  • Sun 、 Sun Microsystems 、サンのロゴマーク、 Solaris は、米国 Sun Microsystems,Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
 


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