ニュースリリース

 

東芝ソリューションの新聞業界向け「ケータイ記者端末」が
社団法人日本新聞協会「技術開発奨励賞」を受賞


2006年3月23日 東芝ソリューション株式会社

 

  東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司、以下東芝ソリューション)は、2005年11月に開催された新聞製作技術展(JANPS2005、主催:日本新聞協会)に参考出品した「ケータイ記者端末」が日本新聞協会「技術開発奨励賞」を受賞したことを発表します。


 ケータイ記者端末は、「ノートパソコンを開かずに取材現場から速報が送りたい」、「掲載紙面の文字数に合わせて原稿量を確認したい」、「携帯電話でもキーボードを使って入力したい」、「携帯電話にメモした原稿を素早くパソコンへ転送したい」等、現場の記者の声から誕生したものです。


 東芝ソリューションは、既存の携帯電話と携帯電話用拡張キーボードを組み合わせ、アプリケーションには縦書きエディタや原稿管理機能、また仮(主・副)見出しや編注を失わないようXMLファイル送信機能を搭載しました。記者は本端末を使用して取材原稿を現場で入力し、無線通信技術Bluetooth™ ※1を利用してノートパソコンへ記事を転送したり、E-mailで直接新聞社の素材管理システム※2へ送信したりするなど、鮮度の高い情報を発信できます。

  東芝ソリューションは本製品(BREW※3対応版)を’06年9月に発売開始し、Java※4版も発売する予定です。また、今後は、ケータイ記者端末を、より高機能な記事作成・編集アプリケーションが利用できる業務端末として充実させてまいります。



※1   Bluetooth(ブルートゥース):比較的狭い範囲内にあるパソコン、周辺機器、家電、携帯電話などの間でのデータ交換を実現するワイヤレス通信技術。
     
※2   素材管理システム:記事、画像、動画、音声などのニュース素材や、出稿メモ、共同メモなど編集作業における情報元を一元的に管理するシステム。
     
※3   BREW(Binary Runtime Environment for Wireless、ブリュー):CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)方式携帯電話向けアプリケーションソフトウェア実行環境。
     
※4   Java(ジャバ):サン・マイクロシステムズ社により開発されたオブジェクト指向プログラミング言語。Javaで開発されたプログラムは汎用性が高く、多くの情報関連機器での動作が可能となる。


・Bluetooth™は米国Bluetooth SIG Inc.の商標です。




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