ニュースリリース

東芝ソリューション、お客様情報統合ソリューション「CDi-SQUARE™」の
個人情報保護対応強化版を販売開始
~個人情報不同意や開示請求など、お客様からの意思表示に迅速に対応~

2006年6月27日

東芝ソリューション株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)は、お客様情報統合ソリューション「CDi-SQUARE™(シーディーアイ・スクウェア)」の個人情報保護対応強化版(バージョン1.1)を7月1日より販売開始いたします。
個人情報に対する厳格な対応が求められる中、当社ではさらに一歩進んだ個人情報保護対応機能を実装し、個人情報保護対応のより一層の強化を実現します。


CDi-SQUARE™ は、すでに個人情報保護対応に必要となる基本的なセキュリティ機能(利用者認証・アクセス制御・参照/更新ログ管理など)を実装していますが、今回はさらに対応範囲を広げ、個人情報の管理・利用に対する不同意や個人情報の開示請求など「お客様からの意思表示」への対応に着目しました。本強化版ではこれらに対応する機能を実装し、企業がお客様の要求に対して的確・迅速に対応し、お客様満足度を一層向上することをサポートします。

【個人情報不同意対応】

お客様から個人情報不同意(個人情報の削除、第三者提供の不可)の意思表示があった場合、CDi-SQUARE™ で管理されている当該お客様情報をシステム的に削除または利用不可にします。お客様情報を統合する前の元システムのどこに該当データがあるかの判別や、統合データ更新時の名寄せ※1処理にその意思情報を引継ぐことが可能です。


【個人情報開示請求対応】
お客様から個人情報の開示請求があった場合に、お客様を特定するための情報(名前、住所など)から当該お客様に関する情報を抽出・一覧化することで、お客様のご要求に即応することが可能です。

東芝ソリューションは、特に多くの重要な個人情報を管理する企業に対して、個人情報保護法に迅速かつ適切に対応できるよう、当社の個人情報保護対応基準「PDPS3※2」をソリューションシステムに適用する活動を続けてまいりました。今後も東芝ソリューションは、個人情報保護対応のソリューションを順次リリースし、お客様が保有している個人情報を守り、お客様の情報セキュリティ管理をご支援できる総合的なソリューションの提供を目指してまいります。

【CDi-SQUARE™について】
昨年11月より販売を開始した統合CRM※3ソリューション体系「T-SQUARE™」シリーズの1つで、社内外に散在するお客様情報を統合し、的確なお客様対応やカスタマーロイヤリティの向上を図るソリューションです。


<特徴>
(1)

豊富な構築・運用経験をベースとした「使えるソリューション」

  自社におけるお客様データベースの運用経験や電機・電子、機械、産業・輸送機械、金融他様々な構築経験を十分に活かした、現実的なソリューションです。

(2)

お客様情報の収集/統合・アクション管理・情報分析までをトータルサポート

 

部門毎・業務毎に個別管理されているお客様情報を収集し、情報のクレンジング・名寄せ処理によってお客様を一意に識別できる形でデータベースへ格納します。さらに、統合されたお客様情報を活用したアクションマネジメント(条件に基づくアクションの自動生成と担当者への通知、モニタリングなど)や分析(顧客分析,エリアマーケティングなど)の機能を提供しています。これにより、お客様接点の対応力強化とライフサイクルを通じた的確なお客様対応を可能とします。

お客様情報統合の重要なポイントであるクレンジング・名寄せ処理については、国内随一の導入実績を有するTrillium Software System®※4を利用するとともに、販売元である株式会社アグレックス※5とのパートナーシップのもと、業務やシステムの目的に即したソリューションのご提供が可能です。

(3) 「HUB」型アーキテクチャによるお客様情報の仮想統合
  東芝ソリューションの技術として特許出願中である「顧客情報統合管理技術※6」に基づいた「HUB」型アーキテクチャにより、時間やコストの制約の中で現実的なお客様情報統合を実現します。また海外製CRM製品を組み合わせたシステム構築実績も有しており、ニーズに応じた柔軟な対応が可能です。

*1

名寄せ:顧客データ中の様々なデータ表記を統一し、データ品質を高め、データベースに複数登録されている同一人物・同一企業・同一世帯のデータを、一元的に把握できるようにすること。



*2

PDPS3:Personal Data Protection Standard for Solution Systemsの略。経済産業省ガイドライン等の各種の公的基準を考慮し、個人情報を取り扱う事業者が行うべき管理策として取り上げられた「組織的安全処理措置」「人的安全管理措置」「物理的安全管理措置」「技術的安全管理措置」の4要素について、ソリューションシステムとして満たすべき要件36項目を詳細かつ具体的に定めた東芝ソリューションの社内基準。



*3

CRM(シーアールエム):Customer Relationship Managementの略。情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手法のこと。



*4

Trillium Software System®:世界50ヵ国、1,500ユーザーを超える導入実績を誇るワールドクラスのパッケージプロダクト。姓名・法人名・住所・その他項目の「標準化」「正規化」により、個人・世帯・法人の「名寄せ」を始めとする様々なデータクレンジングを実現し、高品質なデータクレンジングシステムの短期間での構築が可能



*5

株式会社アグレックス:高品質なデータソリューションを提供する総合情報サービス企業。Trillium Software System®の製造元である米国ハートハンクス社と共同開発した日本語版トリリアムは、アグレックスが所有する住所、姓名、法人名等の日本語辞書や日本語特有の語句処理のノウハウなどを用いており、銀行、保険、証券、リース、クレジット、通信、製造、公共など既に約150ユーザーの導入実績を有する。



*6

顧客情報統合管理技術:複数の顧客情報を統合管理し情報提供を行うシステム技術。




Trillium Software System®およびロゴは、Harte-Hanks 社の登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。

 

CDi-SQUAREのURL
  https://www.toshiba-sol.co.jp/sol/crm/products/cdi.htm

T-SQUAREのURL

  https://www.toshiba-sol.co.jp/sol/crm/index_j.htm



ニュースリリースに掲載されている情報(価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。