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静岡銀行と東芝ソリューションの共同プロジェクトによる
営業店事務取扱要領システムが稼動
~次フェーズとして営業店事務ナビゲーションプロジェクトを立ち上げ~

2009年10月29日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)は、株式会社静岡銀行(本社:静岡県静岡市、取締役頭取:中西勝則)と共同で進めていた事務規定管理プロ ジェクトによる営業店事務取扱要領システムの開発を完了し、2009年7月に全営業店で稼動を開始したことを発表します。

 静岡銀行における営業店事務取扱要領システムは、かねてより静岡銀行が推進してきた営業店BPR(*1)及びBPRにより実現したフロント特化型店舗をシステム面から支えることを目的として開発されました。顧客目線に立った事務取扱ならびに営業店生産性の向上の観点から記載内容を見直すとともに、「事務の標準化」「リスクの明確化」「表現の適正化」「事務の効率化」「権限の見直し」の5つを基本方針として、営業店担当者にとって使い勝手がよく、わかりやすい「事務規定/事務取扱要領」を実現しました。

 本システムは東芝ソリューションのリスクベース事務規定管理ソリューションである 「MetroCube®」を採用しており、その特長であった、文書をプロセス単位に部品化、一元管理する仕組みに、静岡銀行の業務ノウハウを取り込み改良・開発を進め、後述の閲覧機能・管理機能及び通達と規定改定漏れの防止を実現しています。また、膨大な事務規定を誰でも分かり易く利用でき、かつ自動的に法令・内部統制上の要件を遵守させることを可能としており、リスクコントロールと事務規定を連携・管理するシステムは業界初です。

 今後、2010年7月までに規定の段階的な移行を終え、事務規定管理プロジェクトは完了し ます。静岡銀行では本システムの稼動などにより行内の業務プロセスを支えるシステム基盤が 整ってきたことを踏まえ、更なる高品質な事務実行を実現・サポートする営業店事務ナビゲー ションプロジェクトを立ち上げ、具体的な検討を開始しました。東芝ソリューションは本プロ ジェクトメンバーとしても参画し、営業店業務の生産性向上に向け協力していきます。

【本システムの主な特長】
●閲覧機能
1) 早い →
規定文書閲覧に1秒、キーワード検索が数秒と、従来の事務規定と比べ大幅な性能向上を実現しています。
2) 探しやすい →
文書の見易さ、判り易さは勿論の事、取扱要領と書式集、操作マニュアルを一元的に管理し、別々に探し出す煩わしさをなくしました。また、全てを串刺しにして探し出す自然語検索を装備しています。
3) 気が利く →
取扱要領本文ではプロセスを表すナビゲーションフローを採用し、見たい工程に即座にジャンプでき、違例処理等を特記事項としてボタン化、これを一覧できるようにしたことで、行員スキルに応じた閲覧を可能としています。
4) 常に最新 →
公開されている取扱要領より新しい通達が出状されている場合、自動的に営業店事務取扱要領システム上で照会を促す仕組みとなっており、規定と通達のアンマッチを防止します。
●執筆機能
1) 誰でも執筆 →
使用する文書の形式にXMLを採用しながらワープロ同様の執筆し易さを実現、各所管部の担当者が直接執筆することを可能にしたことで、執筆者の分散による改訂のスピードアップを実現しました。
2) 文書量を削減 →
文書をプロセス単位に部品化する事により、共通文書の集約を実現しており、冗長な表現や記載を見直すことで扱う文書量を削減しました。
(静岡銀行実績:従来事務取扱要領本文の30%削減を実現)
●運用性
1) 改訂漏れ防止 →
通達の出状に合わせて取扱要領の改定を一元管理するため、確実な改定が実現できると共に、執筆内容の承認・公開といったプロセスのシステム化により、堅確で合理的な事務規定/事務取扱要領改定の運用を実現しました。

 

*1
BPR(Business Process Reengineering):
 企業がある目標を達成するために、それまでの業務内容や流れを分析したり、見直したりすることにより、最適化していく活動のこと。
MetroCubeは東芝ソリューション株式会社の登録商標です。
MetroCube®については以下のイベントで詳細をご覧いただけます。
◆東芝ソリューションフェア2009
日時 :2009年11月5日(木)・6日(金)
場所 :ホテルパシフィック東京

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