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東芝ソリューション、オペレーショナル・リスク管理ソリューション
「QualityGym®」のユーザ研究会を発足
~第1回の研究会には8金融機関が参加、今後定例化~

2009年12月28日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)は、銀行のオペレーショナル・リスク(*1)(以下、オペリスク)を管理するソリューション「QualityGym®」 のユーザ研究会を発足しました。あわせて第1回の研究会を開催し、全国から8金融機関・10名が参加しました。

 本研究会は、東芝ソリューションのオペリスク管理ソリューションである「QualityGym®」 のユーザを対象とし、「他行はオペリスクをどう管理しているのか」「先進的な管理を実施するにはどうすればよいのか」などの声を背景に発足したものです。金融機関同士の情報交換の場を提供するとともに、そこから得た要望や改善要求を製品へ反映するといったサイクルを確立し、オペリスク管理市場における「QualityGym®」の優位性を高めるべく、今後本研究会を定例的に開催します。

 第1回の研究会では、基調講演としてあずさ監査法人が「事務戦略を実現する、BPMによる内部統制強化のフレームワーク~金融機関におけるBPRの最新動向」と題し、本部・営業店の全体最適を実現するための事務プロセス上の要件や顧客満足度の確保、事務コストの削減、営業人員強化などの複数の目的を達成するBPRの必要性を講演しました。また、「QualityGym®」開発責任者立会いの下、実際に利用している金融機関のから忌憚のない意見(要望や改善要求)を収集したり、金融機関同士の情報交換会を行いました。そこではオペリスク管理における苦労話やデータ収集のノウハウ、新たな課題やその解決策など実務に基づいた具体的な質疑応答が交わされました。

 東芝ソリューションは「QualityGym®」を20以上の金融機関に納入しています。今後も本研究会を通じて、お客様と共にオペリスク管理の品質向上・効率化の実現を目指していきます。

 

(*1)
オペレーショナル・リスク
事務作業のミスやシステム障害、従業員の不正やコンプライアンス体制の不備、災害など日常発生するリスクのことで、それらのリスクを的確に管理することが重要視されています。特に2006年のバーゼルⅡ(金融機関における新しい自己資本の測定と基準に関する国際的統一の枠組み)でこれまで定量的に計測されてこなかったリスクのコントロールや削減を金融庁が求め始めたことにより、そのマネジメントの重要性が高まっています。オペレーショナルリスクの顕在化を未然に防止したり、顕在化したリスクを早期発見・処置できるようなコントロールプロセスを構築し、マネジメントすることが企業存続、ビジネス拡大における重要な要因の一つとなります。

 

QualityGymは東芝ソリューション株式会社の登録商標です。

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