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東芝ソリューション、製造業向け市場品質管理ソリューション「PQTMeister®(ピーキューティマイスター)」を販売開始
~グローバルでの市場品質情報を統合管理し、素早い市場処置の対応による企業価値向上を実現~

2012年12月20日

  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:河井信三 以下、東芝ソリューション)は、製造業のお客様向けに市場品質管理ソリューション「PQTMeister®(ピーキューティマイスター)」を本日より販売開始することを発表します。今回販売を行う市場品質管理ソリューションは、「PQTMeister® 市場品質」、「PQTMeister® トレーサビリティ」の2つのソリューションから構成され、導入されるお客様のニーズに応じて、単独または組み合わせて導入いただくことができます。本ソリューションの導入により、「顧客視点での品質向上」とリコール等への「素早い市場処置の対応」を支援し、企業価値の向上を実現します。

 現在、製造業を取り巻く環境を「市場品質管理」という側面からみると、製品をご利用いただく消費者の「安心や安全に関する意識の向上」、「安全に関する法令等が強化される傾向」や、「消費者ニーズの多様化に伴う製品バリエーションの増加による品質管理の複雑化」など、市場品質管理をめぐるさまざまな課題が増大しつつあります。また、生産拠点の海外移転、販路拡大による製品のグローバル展開や部品共通化に伴う不具合対象範囲の増大により、品質不良1件あたりの影響が、企業生命を揺るがしかねない大きな問題に発展するケースも発生しています。
 東芝ソリューションでは、製造業のお客様の「市場品質管理」に関するさまざまな課題を「PQTMeister®」で解決します。

PQTMeister(R)の全体イメージ

 

■「PQTMeister® 市場品質」について

 「PQTMeister® 市場品質」では、出荷された自社製品で発生した不具合を早期にキャッチし、原因調査の依頼から回答までを統合的に管理することで「調査状況の見える化」や「過去における同様の不具合の検索」などの不具合対応に必要な機能を搭載したパッケージソリューションです。
 不具合原因は発生した不具合現象からは容易に判断できず、複数部門が並行して調査し、また調査回答に応じて別の調査依頼を行うため、非定型で複雑な依頼フローになる特性があります。この特性に対して、独自の動的なワークフローエンジンを実装することで、従来のワークフロー製品では実装困難だった複雑な依頼フローへの対応を実現しています。
 発生した不具合を早期に管理状態に置き、調査依頼の進捗管理機能、ワークフロー管理機能や同種不具合検索などの機能を利用することで、「原因の早期究明」、「対処の早期化」を支援し、対策コストの削減や、素早い市場への対応によって「企業価値の向上」を実現します。

PQTMeister(R) 市場品質のイメージ

 

■「PQTMeister® トレーサビリティ」について

 「PQTMeister® トレーサビリティ」では、製品や部品をシリアルやロットという細かい単位で識別し、調達、製造、出荷など製造業における各工程での履歴情報を統合的に管理し、トレーサビリティに必要な機能をもつパッケージソリューションです。
 製品に不具合や問題が発生した場合、製造番号や部品番号といった識別要素をもとに「いつ、どこから仕入れ(調達)、いつ、どこで製造し、いつ、どこに販売したのか」という情報の統合管理を実現します。不具合があった製品から各部材の組付情報を辿っての原因追及が可能となり、調査時間が短縮されます(トレースバック)。また逆に、不具合原因となった部材が使用された自社の最終製品がどの程度の範囲で市場に出回っているかを把握することが可能となり、対策範囲の根拠が明確になります(トレースフォワード)。
 これらの機能を活用し、「影響範囲の特定」、不具合回収おける「対策コストの算定と削減」、これに基づく素早い市場対応により「企業価値の向上」を実現します。

PQTMeister(R) トレーサビリティのイメージ

 

 

■PQTMeister®の特長について(市場品質・トレーサビリティ共通)

(1)
市場ニーズから生まれた完全自社製パッケージソリューション
PQTMeister®は自動車メーカー、自動車部品メーカーのお客様での多くのシステム導入経験から生まれた東芝ソリューション自社製パッケージになります。ご要望に関する標準機能への取り込みや、お客様の運用に合わせた機能のカスタマイズ・アドオンへ迅速に対応できます。
(2)
多くの導入経験にもとづく、豊富な導入テンプレート
経験で培った豊富な導入テンプレートにより、スムーズなシステムの立ち上げを支援します。
(3)
ノンプログラミングによる画面作成機能を標準搭載
「画面テーラリング機能」を標準で搭載し、各部門が必要とする画面要求に迅速に対応できます。
(4)
マルチランゲージ対応(日・英・中)
グローバル展開している製造業のお客様のニーズに対応できるよう、日本語、英語、中国語の3カ国語に対応しています。
(5)
マルチプラットフォーム対応
PQTMeister®は、「Windows®」、「Linux」、「Solaris」プラットフォーム上で動作します。
また、データベースはOracle®、DB2®、PostgreSQLに対応しており、お客様の基幹システムとのシームレスな接続が可能です。

 東芝ソリューションは、自動車や自動車部品、精密機械や電子機器などの製造業のお客様を中心にPQTMeister®をご提案してまいります。
 今後3年間で、市場品質管理ソリューションの分野で15億円の売上を目指します。

セミナーのご案内
「品質ソリューションセミナー ~企業リスクの低減および企業価値の向上を実現~」と題したセミナーを2013年1月25日(金)に東京で開催いたします。その中で、「市場品質」「トレーサビリティ」「製造現場の効率化」を実現するためのポイントについて、事例を交えてご紹介いたします。
詳しい内容は、https://www.toshiba-sol.co.jp/ev_semi/2013/seminar_125-3.htm をご参照下さい。

 

PQT(Product Quality&Traceability)
PQTMeister、CommonStyleは東芝ソリューション株式会社の日本における登録商標です。
Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Oracle は、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
DB2は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。

 

ハイテク・自動車業界向け品質管理ソリューション『PQTMeister』
https://www.toshiba-sol.co.jp/sol/qits/

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