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東芝ソリューション 新アルゴリズムを搭載したPTP外観検査装置の販売を開始
~ PTPシートにおける錠剤周辺部およびシート不良等のシート欠陥検出能力を強化 ~

2015年3月30日

  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:錦織弘信)は医薬品製造業のお客様に向けて「PTP外観検査装置BLISPECTOR(ブリスペクター) 3000」を本日より販売を開始します。
 今回販売を開始する「PTP外観検査装置BLISPECTOR 3000」は、エリアセンサカメラと照明を使用し、PTPシート上の錠剤とシートに発生する欠陥検査を行うシステムです。
 BLISPECTORシリーズに新たに「メッシュ機能」、「特殊光源」、「錠剤エッジ異物検出処理」、「シート異物色キャンセル処理」採用することで、従来は検出ができなかったシート「しわ」や錠剤周辺部欠陥、素錠でのシート異物過検出低減など更に性能が向上しました。本機能により、従来の検査精度で粉噛みによるシート異物の系外排出を低減する事が可能となり、歩留まりの向上に貢献します。

 

■PTP外観検査装置システム概念図

PTP外観検査装置システム概念図のイメージ

 

■「PTP外観検査装置BLISPECTOR 3000」の特長

  • 新アルゴリズムを搭載した「PTP外観検査装置BLISPECTOR 3000」には、以下のような特長があります。
    • シール不良検出のための「メッシュ機能」を搭載
      従来の検査装置では検出が難しかったアルミシートとプラスチックシート接合面に発生する「しわ」、「シール不良」などのシート欠陥を、特殊照明と「メッシュ機能」を搭載し、1ステージ上で錠剤の検査からシートの検査まで可能になりました。
    • 錠剤周辺部の欠陥検出強化
      錠剤の検査装置では、検出範囲の制限により検出が難しかった錠剤の「エッジ部分欠陥」を新アルゴリズムの搭載により検出精度を向上しました。
    • シート異物色キャンセル機能を搭載
      BLISPECTOR3000の透過反射一体型検査を用いることにより、シート異物を透過ステージで認識後に反射ステージにて錠剤色を認識する事で、シート異物検査における素錠の粉噛みの感度を通常よりも緩めることが可能となります。本機能により、従来の検査精度で粉噛みによるシート異物の系外排出を低減する事が可能となり、歩留まりの向上に貢献します。

これらの特長により、お客様の製品検査の効率化、良品ばらつきに対応した歩留りの向上などに貢献します。

 

「PTP外観検査装置BLISPECTOR 3000」の特長のイメージ

 本システムはお客様の製造工程また検査対象・内容に合わせたさまざまなカスタマイズが可能です。
最小構成価格は800万円~(税別)、今後3年間で100台の販売を見込んでいます。
また、PTP外観検査装置BLISPECTORを導入済みのお客様には、新アルゴリズムをご提供することでBLISPECTOR 3000の新機能へバージョンアップできるオプションをご用意しています。

 4月8日(水)~10日(金)、東京ビッグサイトで開催される「第6回高機能フィルム展(フィルムテックジャパン)(リード エグジビション ジャパン株式会社)」(高機能フィルム展のウェブサイトが開きます)池上通信機株式会社様ブースで弊社外観検査装置(ウェブ外観検査装置M9200C)を出展いたします。

 

■PTP外観検査装置
https://www.toshiba-sol.co.jp/sc/vision/Product02.htm

 

以上

 

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