システム概要図
サーバーのディスク容量やデータの保存場所を気にすることなく、データの管理や利用が可能。 ネットワークで結ばれているメリットを最大限に活用できます。
導入効果
MAGNIA Storage Serverが提供する、効果的なストレージ機能をご紹介します。
ディスクスペースの節約に
メールで添付されたファイルなど同一内容のファイルをユーザーごとに保存するようなケースでも、単一のファイルとそのファイルへのリンク情報のみを管理することで、ディスクスペースを節約することができます(MAGNIA C1300c/WSではご利用できません)。
既存サーバーの増設ディスク領域に
ストレージサーバーのディスク領域を既存サーバーのディスク領域としてご利用できます。マイクロソフトの仮想化テクノロジーHyper-V環境のクラスター共有ボリュームとしてもご利用できます。
データの定期的なバックアップに
データを任意の時点でバックアップ。バックアップポイントは最大64世代まで管理可能。管理者ではなく、ユーザー自身での復旧も可能にしました。
拠点ファイル複製の効率化に
複数拠点間で交互にデータをバックアップ。ファイルの変更部分のみをバックアップするため、高速処理が可能です。またMAGNIA Storage Serverを複数の場所に配置することで、地域災害対策としても最適です。
共有フォルダーの統合に
複数のサーバーにある共有フォルダーを仮想的に一つのフォルダーツリーとして統合。ユーザーは部門サーバーなどの保存先を意識せずに業務を遂行できます。
その他の特長
仮想環境での共有ストレージ (iSCSI Software Target3.3)
稼働中の仮想マシンを物理サーバー間でダウンタイムなしに移動できるライブマイグレーション機能は、仮想化システムの柔軟性や可用性、効率性を実現するために必要な機能です。
ホストAの負荷が高かった場合に、仮想マシンをホストBに移動したいケースでは、共有ストレージがあればライブマイグレーション機能を使って簡単に移動 できます。
MAGNIA R3320b/SSeでは、標準でiSCSI software Target 3.3を実装しており簡単に共有ストレージを作成できます。
オンボードで4つのギガビット・ イーサネットポートを準備しており、複数のサーバーと接続可能です。さらに高速な10ギガビット・イーサネットカード をオプションで準備しています。iSCSI接続で小規模な仮想環境の共有ストレージを簡単に実現できます
Windows® Storage ServerのStandardとWorkgroupの違い
OSにはWindows® Storage Server 2008 R2 StandardとWindows® Storage Server 2012 Workgroupの2種類を用意しました。Standard搭載モデル(MAGNIA R3320b/SSe)には高性能ストレージデバイスのRAIDコントローラーSH-A、B、Cが利用可能です。また、Workgroup搭載モデル(MAGNIA C1300c/WS)はオンボードデバイスのRAID機能が利用可能です。
StandardとWorkgroupの違いは下記の通りです。利用環境に応じてご利用ください。
Windows® Storage Server 2012 Workgroup |
Windows® Storage Server 2008 R2 Standard |
|
ターゲット | エントリーレベル | スケールアップ |
---|---|---|
接続ユーザー数 | 50 | 無制限 |
単一インスタンスストレージ(SIS) | × | ○ |
仮想化(Hyper-Vホスト/ゲスト) | × | ○(1/1) |
DNS, RODC | × | ○ |
サーバー管理ソフトウェア
24時間稼動に対応できる耐久性を備えるとともに、低消費電力プロセッサーの採用、従来の100V入力電圧のみならず電源効率の良い200Vもオプションで対応、消費電力の上限を管理サーバー側から設定する電力制限機能の対応、動作環境温度の40℃対応などの省電力化を積極的に推進しています。
さらに、OSから独立してハードウェアの状態を監視するBMC(Baseboard Management Controller)を全機種標準装備し、万が一の障害に備えて連続稼動を支えます。
また、サーバー管理に便利な運用管理ソフトESMPRO/ServerAgentもプレインストールされています。