東芝デジタルソリューションズ株式会社 本文へジャンプ

ヘルプ 別ウィンドウで開きます

MAGNIA 安心のプラットホームを最新のテクノロジーで

グローバルメニュー

Linux動作確認情報

FAQ

Linuxサポートについて

MAGNIAシリーズでLinuxのサポートを受けるには?

Linuxのサポートが必要なお客様には、有償のソフトウェア保守サポートサービス別ウィンドウで開きますを用意しておりますのでこちらをご利用ください。
一般のハードウェアの故障については、製品添付の保証書に記載されている規定に基づき保証致します。使用するディストリビューション、Linux kernelのバージョン、ドライバーのバージョンには依存しません。MAGNIAシリーズの無償保証の内容をご確認ください。

導入支援サービスとは?

IAサーバー MAGNIAを導入されるお客様用にお客様の作業時間短縮と導入費用削減を実現するためのサービスになります。詳細は、導入支援サービスのプラットフォームスタートアップサービスをご覧下さい。

Linuxバンドルオプションについて

Linuxバンドルオプションとは?

お客様に代わり、ディストリビューターからLinuxの市販パッケージを購入し、MAGNIA本体と同時に出荷するオプションになります。詳細は、Linuxバンドルオプションをご覧ください。

インストールについて

インストールの詳細は、インストール手順に関する概要をご覧ください。

インストールが出来ないのですが?

本サイトはLinuxのインストールと起動が可能なことを確認し、その結果を公開していますが、その内容は限られた評価環境における検証結果に基づくものです。 一般的なインストール手順に関する注意事項等の概要を記載しており、個々の環境におけるインストールのご質問には、お答え致しかねます。MAGNIAを導入されるお客様用にお客様の作業時間短縮と導入費用削減を実現する導入支援サービスを提供していますので、そちらのご利用をご検討ください。

インストール代行サービスはありますか?

ございます。詳細は、導入支援サービスをご覧ください。

インストール手順を教えていただけますか?

インストール手順に関する概要を ご紹介致します。ご利用いただくハードウエア環境やディストリビューションのバージョン、お客様の環境によってインストール手順は異なる場合がありますの で注意してください。また、インストールを開始される前に、本サイト内の各ディストリビューションの注意/制限事項やディストリビューターが提供する WEBサイト等をご覧ください。

ドライバー情報

オプションカードのドライバーについて教えてください

動作確認情報ページに特別な記載事項がある場合を除き、各ディストリビューションに同梱されているデバイスドライバーを使用しています。ご利用いただいているディストリビューションやバージョンによって異なる場合がありますが、各オプションカードは、以下の表に記載されているドライバーを使用しています。

製品名 RAIDコントローラー
SH-A / RAIDコントローラ (512MB, RAID 0/1)
RAIDコントローラー
SH-B / RAIDコントローラ (512MB, RAID 0/1/5/6)
RAIDコントローラー
SH-C / RAIDコントローラ (1GB, RAID 0/1/5/6)
形番
SCI3603A / TN8103-149T
SCI3603B / TN8103-150T
SCI3603C / TN8103-151T
ドライバー名
megaraid_sas
注意事項など
特にありません
製品名 RAIDコントローラー
SI-A / RAIDコントローラ (1GB, RAID 0/1/5/6)
RAIDコントローラー
SI-B / RAIDコントローラ (1GB, RAID 0/1/5/6)
形番
SCI3604A / TN8103-152T
SCI3604B / TN8103-167T
ドライバー名
megaraid_sas
注意事項など
特にありません
製品名 RAIDコントローラ (512MB, RAID 0/1)
形番
TN8103-172T
ドライバー名
megaraid_sas
注意事項など
特にありません
製品名 RAIDコントローラ (512MB, RAID 0/1/5/6)
形番
TN8103-173T
ドライバー名
megaraid_sas
注意事項など
特にありません
製品名 RAIDコントローラ (1GB, RAID 0/1/5/6)
形番
TN8103-174T
ドライバー名
megaraid_sas
注意事項など
特にありません
製品名 RAIDコントローラ (1GB, RAID 0/1) / RAIDコントローラ (1GB, RAID 0/1/5/6) / RAIDコントローラ(2GB, RAID 0/1/5/6)
形番
TN8103-176T / TN8103-177T / TN8103-178T
ドライバー名
megaraid_sas
注意事項など
特にありません
製品名 RAIDコントローラ(2GB, RAID 0/1/5/6)/RAIDコントローラ(RAID 0/1)
形番
TN8103-179T /TN8103-188T
ドライバー名
megaraid_sas
注意事項など
特にありません
製品名 2.5型PCIe SSD搭載キット
形番
TN8118-300T/TN8118-301T/TN8118-302T/TN8118-303T/TN8118-304T/TN8118-305T
ドライバー名
nvme
注意事項など

RHEL7のサポート時期は、2016/04以降を予定しています。
       RHEL6でご使用の場合には、以下のナレッジベースの制限事項があります。
https://access.redhat.com/solutions/1503703

製品名 SASホストアダプター/ SASコントローラ
形番
SCI3623A / TN8103-142T /TN8103-184T
ドライバー名
mpt2sas
注意事項など
特にありません
製品名 LANカード1000 / 1000BASE-T接続ボード
形番
BCP3507A / TN8104-132T
BCP3508A / TN8104-133T
BCP3511A / TN8104-138T
ドライバー名
tg3
注意事項など
特にありません
製品名 1000BASE-T 接続 LOM カード (4ch) 1000BASE-T 接続ボード (1ch)
1000BASE-T 接続ボード (2ch) 1000BASE-T 接続ボード (4ch)
形番
TN8104-154T
TN8104-150T / TN8104-151T / TN8104-152T
ドライバー名
tg3
注意事項など
特にありません
製品名 10GBASE-SFP (2ch) +1000BASE-T (2ch) LOMカード/ 10GBASE-T 接続ボード(2ch)
形番
TN8104-153T /TN8104-155T
ドライバー名
ixgbe
注意事項など
特にありません
製品名 Fibre Channel コントローラ
形番
TN8190-157T / TN8190-157AT
TN8190-158T / TN8190-158AT
ドライバー名

lpfc

注意事項など
Fibre Channelスイッチをご使用の場合は、ドライバの設定が必要です。FAQを参照してください

 

Fibre Channel コントローラ(TN8190-157T/TN8190-157AT/TN8190-158T/TN8190-158AT)でFCスイッチを利用する場合に必要な設定について

Fibre Channel コントローラ(TN8190-157T/TN8190-157AT/TN8190-158T/TN8190-158AT)とのFC接続でFibre Channelスイッチをご使用の場合は、ドライバの設定が必要です。 以下の手順にしたがい設定をしてください。

1. ドライバーの設定ファイル /etc/modprobe.d/lpfc.confを作成します。
2. ドライバーの設定ファイルにFibre Channelスイッチを使用する設定をします。
/etc/modprobe.d/lpfc.confに以下の内容を記載します。
options lpfc lpfc_topology=2

なお、Fibre Channelコントローラとストレージを直接接続している場合は、 ドライバーの設定は不要です。

Fibre Channel コントローラ(TN8190-157AT/158AT)をRHEL7.2で使用する場合の注意事項

Fibre Channel コントローラ(TN8190-157AT/158AT)をRHEL7.2にて使用する場合は、RHEA-2016:1975を適用してください。 なお、MAGNIAでは、RHEA-2016:1975を適応したkmod-lpfc-11.1.0.2-1.el7_2.x86_64.rpmモジュールを使用して動作確認を実施しています。

https://access.redhat.com/errata/RHEA-2016:1975

Fibre Channel コントローラ(TN8190-157AT/158AT)をRHEL6で使用する場合の注意事項

Fibre Channel コントローラ(TN8190-157AT/158AT)をRHEL6を使用する場合には、kernel-2.6.32-696.16.1.el6以降のカーネルバージョンを使用してください。

kernel-2.6.32-696.16.1.el6より前のカーネルバージョンを使用する場合には、lpfcドライバのパラメータを設定し、Link Speedを8Gbpsでご使用ください。

[設定例]

lpfcドライバのパラメータでLink Speedを8Gbpsに設定するファイルとして、 /etc/modprobe.d/lpfc.confを使用する例で説明します。

3、4の設定は、カーネルバージョン2.6.32-573.el6を使用する例です。お客様環境のカーネルバージョンに読み替えてください。

1. lpfcドライバのパラメータを設定する以下のファイルを作成します

/etc/modprobe.d/lpfc.conf

2. ドライバの設定ファイルに以下の内容を追加します

options lpfc lpfc_link_speed=8

3. ローダブルモジュールの依存関係ファイルを作成します

(例)

# /sbin/depmod -aF /boot/System.map-2.6.32-573.el6.x86_64 2.6.32-573.el6.x86_64

4. initramfsイメージファイルを作成します

(例)

# /sbin/dracut -f /boot/[initramfsイメージファイル名] 2.6.32-573.el6.x86_64

5.システムを再起動してください

ハードウエア情報

MAGNIAでのハードウェア障害検出はできますか?

ご利用いただくディストリビューションによって異なりますが、ハードウェア障害検出はできます。
詳細は、各機種の動作確認一覧、注意/制限事項をご覧ください。

BMC(Baseboard Management Controller)を搭載したMAGNIAサーバーをご利用になっている場合には、各ディストリビューションのIPMI(Intelligent Platform Management Interface) に対応しています。各ディストリビューションのIPMI関連ソフトウエアを設定することで、CPU、FANといったハードウェア障害を検出できます。

BMCを搭載していないMAGNIAサーバーでは、マザーボードには、電源電圧やCPUの温度、CPUファンの回転数などをモニターする機能があります。Linux用のセンサー監視ソフトウエア(lm_sensors)がご利用いただける場合があります。

ECCエラーがSELに記録されないのですが?

Red Hat Enterprise Linuxでは、 EDAC機能をサポートしていますが、 BMCを搭載したIAサーバー MAGNIAでは、EDACと同等以上の機能をハードウェアで実現しています。 BMCを搭載したIAサーバー MAGNIAサーバーでEDAC機能が有効になっている場合、 ハードウェアのサポートに必要なSELを記録できなくなるため、 設定ファイルに以下の行を追加し、EDAC機能を無効にしてください。

install *_edac /bin/true
install edac_* /bin/true

EDAC機能が無効な場合には、 lsmod コマンドのリストに「edac」という文字列がないことで確認できます。 設定ファイルですが、ご利用いただくバージョンにより場所が異なります。

RHEL4/5: /etc/modprobe.conf
RHEL6: /etc/modprobe.d/dist.conf

BIOSアップデートについて教えてください。

IAサーバー MAGNIAの技術情報にBIOSのアップデート情報が記載されていますので、 そちらを参照してください。

UPS装置は使用できますか?

ご利用できます。詳細は各機種、各ディストリビューションの動作確認をご覧ください。

オプション装置やI/O機器は使用できますか?

一部の装置を除きご利用できます。パートナーである各ディストリビューター様と協力し、IAサーバー MAGNIA本体だけでなく、オプション装置や各種I/O機器にも積極的に対応しています。対応状況の詳細は、各機種の動作確認結果の周辺機器確認結果をご覧ください。

メモリエラー訂正機能はLinuxでも使用できますか?

メモリ訂正機能は、ハードウェアで実現していますので、Linuxでも利用できます。 MAGNIAでのメモリエラー訂正機能には、ECC(Error Check and Correct)とSDDC(Single Device Data Collection)があります。

ECC訂正機能には、シングルビット/マルチビットがあり、シングルビットエラーの場合はシステム停止しませんが、複数ビットエラー時はシステムが停止します。2009/04/01時点での対象機種は、LiTE41S、LiTE41SE、1005Rとなります。

SDDC は、メモリICの故障を想定し、メモリICが受け持っているデータ(4bit/8bit)を丸ごと訂正する機能です。この場合、複数(マルチ)ビットで あっても単一素子であればエラーが訂正されるため、システムが停止することはありません(データには影響ありません)。メモリモジュールに搭載されている 多数のメモリICをまたがる複数のビットで複数エラーが発生した場合はエラー訂正ができませんので、システムが停止します。対象機種は、ECC機能以外の 機種となります。

ECC/SDEC機能でメモリエラーを検出した場合には、BMC搭載機種の場合には、SELに記録されます。BMC搭載機種では、必す”EDAC”機能を無効にしてください。

BMCが搭載されていない機種の場合には、各ディストリビューションで提供されているEDAC機能を有効にすることで、メモリエラーの履歴がシステムログに記録されます。

4KBセクターHDDは、Linuxで使用できますか?

4KBセクターHDDを使用する場合には、ご使用されるディストリビューションが4KBセクターHDDに対応しているかどうかをご確認のうえ、使用してください。

RedHat Enterprise Linux 6の場合には、x86_64の6.5以降のバージョンでKVMをご利用されない場合にご使用いただけます。

また、4KBセクターHDDを使用する場合には、ご使用されるアプリケーションが4KBセクターHDDに対応しているかどうかをご確認のうえ、使用してください。

Boot Mode をUEFIからLegacyに変更する方法を教えてください。

BIOS セットアップユーティリティー(SETUP)を使ってBoot Modeパラメーターを Legacyに変更できます。Boot Modeパラメーターの変更方法に関する詳細は、 メンテナンスガイドを参照してください。

X2APICを有効にする設定方法を教えてください

RHEL6 x86_64/CentOS X86_64/RHEL7/CentOS7をご使用の場合には、 BIOS セットアップユーティリティー(SETUP)を使ってX2APICパラメーターを Enabledに変更できます。

X2APICパラメーターの変更方法に関する詳細は、メンテナンスガイドを参照してください

ソフトウェア情報

メモリ容量を制限してLinuxを起動する方法を教えてください。

kernelのbootオプションにメモリ容量を指定して起動します。
例えば、メモリ容量を512Mbyteに制限したい場合には、grub.confに現在ご利用いただいているkernelのbootオプションへmem=512Mを追加し、Linuxを再起動してください。 メモリ容量が正しく制限されているかは、次のコマンドを実行すれば確認できます。

# cat /proc/meminfo

kernelのbootオプションに関する詳細は、各ディストリビューションのマニュアル、ガイド等を参照してください。

ESMPRO/ServerManagerでLinuxサーバーを監視することができますか?

管理用LANを経由したBMCの監視項目は、ESMPRO/ServerManagerで監視可能です。 管理対象のLinuxサーバーのマネージメントコントローラ情報を ESMPRO/ServerManagerのコンポーネントに登録していただくことで、 BMC(EXPRESSSCOPEエンジン)を用いてLinuxサーバーのハードウェア構成管理、状態管理、障害管理ができます。 ハードウエア異常が検出された場合には、管理用LANを経由してESMPRO/ServerManagerへ障害通報がされます。 マネージメントコントローラをご使用いただくためには、 管理対象のLinuxサーバーのBMCを設定していただく必要があります。 サーバー本体添付のEXPRESSBUILDER内にある、「BMC Configuration ユーザーズガイド」または「ESMPRO ServerManager セットアップガイド」にしたがって設定してください。

動作確認一覧に掲載以降にリリースされたアップデート/サービスパックは使用できますか?

ご利用いただけます。動作確認一覧に掲載以降にリリースされたアップデート/サービスパックについても、随時、動作確認を実施しています。各ディストリビューターが提供する情報をもとに最新版へアップデートしてご利用いただけます。

カーネルダンプは採取できますか?

MAGNIA各機種では、各ディストリビューターが提供するカーネルダンプ機能(LKCD、diskdump、kdump)がご利用できる事を確認しています。カーネルダンプ機能の設定を行うことで、kernel panic発生時にカーネルダンプを採取することができます。 採取されたカーネルダンプにより、障害解析時の糸口が見つかる場合がありますので、あらかじめカーネルダンプ機能を設定しておくことをお勧め致します。

DUMPスイッチ(NMI)による強制ダンプを有効にする方法は?

ご利用いただいているディストリビューションやバージョンによって設定が異なりますが、sysctlコマンド(sysctl -w kernel.unknown_nmi_ panic=1)を使用するか、/etc/sysctl.confに kernel.unknown_nmi_panic = 1を追加することでシステムがロック状態となり、キーボードやマウスが操作てきない障害が発生した場合でも、DUMPスイッチを押して強制的にNMIを生成することができます。

ダンプ採取の設定をしておくことで、DUMPスイッチに連動してダンプが採取することができます。 サーバーの運用を開始される前にダンプ採取の設定をしておくことをお勧め致します。ダンプ採取の設定方法は、ご利用いただいているディストリビューションのマニュアル等でご確認下さい。

システムログを監視できますか?

ご利用いただいている各ディストリビューションによりますが、システムログ監視ソフトエアをサポートしているディストリビューションであれば、それを利用 することで、システム管理者へ監視情報が通知されます。詳細は、各ディストリビューションのマニュアル、ガイド等を参照してください。

SEL(System Event Log)が一杯になっていないかをLinuxで定期的に監視する方法はありますか?

各ディストリビューションに標準梱包されているipmitoolコマンドを使用したシェルスクリプトを作成することにより、SELが一杯になってい ないかを監視できます。概要を記載しますので、各ディストリビューションのipmitoolコマンドの仕様をご確認し、お客様の運用環境に応じてシェルス クリプトを作成してください。

(1) SELが一杯になっていないかをチェックするシェルスクリプトを作成

ここでは、MAGNIA共通の注意/制限事項に記載しているプログラム例でご説明します。このプログラム例は、 SELの使用率が80%を超えていたら、物理ダンプを採取したのち、SELを初期化しています。採取した物理ダンプのファイル名は、一意となるよう日時を 入れたファイル名としています。採取した物理ダンプのファイルは、ハードウェアサポートに必要なSEL情報としてご利用いただけます。プログラム例は、お 客様の運用環境に応じて適時変更してください。

(2) 作成したプログラムを指定した時間に定期的に実行するための設定

プログラムを指定した時間に定期的に実行するための機能としてcronを設定します。cronの設定に関しては、ご利用い ただいているディストリビューションの仕様に従ってください。一般的には、crontabコマンドを使用することで指定した時間にプログラムを自動実行で きます。crontabコマンドのman page等で詳細をご確認いただけます。

なお、システムの運用状況によっては、SELが一杯になっていないかをチェックした直後にSELが一杯になる可能性もあります。事前にシステムの運用状況や負荷状況をご確認のうえ、SELを削除する時の使用率や定期実行する時間間隔を設定してください。

各種サーバーソフトウェアの設定方法をお教えいただけますか?

大変申し訳ございませんが、個々のお客様の環境における各種サーバーソフトウエアの設定方法に関するご質問には、お答え致しかねます。MAGNIAを導入されるお客様用にお客様の作業時間短縮と導入費用削減を実現する導入支援サービスを提供していますので、そちらのご利用をご検討ください。

障害解析情報の採取方法についてお教えいただけますか?

MAGNIA各機種では、各ディストリビューターが提供するログ採取ツールがご利用できる事を確認しています。 ログ採取ツールにより収集したデータを各ディストリビューションのサポートサービスへ提供することで、迅速な障害解析が可能となります。 障害発生時には、各ディストリビューターが提供するログ採取ツールのご利用をお勧め致します。

PowerChute Business Edition v9.0.1 Linux Agent が動作しません

PowerChute Business Edition v9.0.1 Linux Agentのインストール、設定が正しいかご確認ください。

PowerChute Business Edition v9.0.1 Linux Agentのインストールや設定を開始する前に、本体の取り扱い説明書やUPS装置の取り扱い説明書をよく読み、本体とUPS装置が正しく接続されている ことを確認してください。
PowerChute Business Edition v9.0.1 Linux Agent のインストール、設定方法は、製品(ACS4038A/ACS4039A)に付属しているLinuxディレクトリ内の readmeファイルに詳細が記載されています。インストールおよび設定手順の概略は、以下のとおりです。

(1) 製品(ACS4038A/ACS4039A)に付属しているcdrom を マウントし、Linux ディレクトリ内にあるrpmパッケージをインストールします。

# rpm -ivh pbeagent-9.0.1-409.i386.rpm

(2) rpmパッケージでインストールされた設定スクリプトを起動し、お客様の環境にあわせて設定します。

# /opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.sh

設定スクリプトが起動されましたら、PowerChute Business Edition v9.0.1 の管理コンソールで制御するユーザー名、パスワード、本体接続しているシリアルポート番号、ご使用されるUPS装置のSignal Typeを入力してください。ご利用いただけるシリアルポート番号は、本体の取り扱い説明書やBIOSメニューのシリアルポートの項目をご確認ください。
Signal Typeですが、UPS Expanderのシリアルポートをご利用頂く場合には、Simpleを指定してください。UPS Expanderをご利用頂かない場合には、SMX, SMT, SURTD (Smart Signalling)を指定してください。 (TN型番以前のUPS装置をご利用の場合には、Smartを指定してください)。

ハードウェアのログ採取はできますか?

BMCを搭載している機種でしたら、ハードウェアのログとしてSEL(System Event Log)情報が採取できます。SEL情報は、 ipmitoolコマンドを使用して採取できます。

ipmitool sel writeraw ファイル名

ipmitoolコマンドに関する詳細は、ご利用いただいているLinux製品のマニュアルや各種ガイド、カーネルドキュメントを参照してください。

自動サーバー復旧機能は利用できますか?

BMCを搭載している機種でしたら、BMCのウォッチドックタイマー機能を使用することで自動サーバー復旧機能をご利用できます。BMCのウォッチドック タイマー機能の設定方法は、ご利用いただいているLinux製品のマニュアルや各種ガイド、カーネルドキュメントを参照してください。

BMCを搭載していない機種の場合には、nmi_watchdog機能をサポートしているLinux製品の場合には、nmi_watchdog機能がご利 用できます。詳細は、ご利用いただいているLinux製品のカーネルドキュメントを参照してください。
  
自動サーバー復旧機能は、システムの負荷状態によっては、ウォッチドックタイマーが更新されずにサーバーが再起動される場合があります。事前に負荷状態での検証を行ったうえで、ウォッチドックタイマーのタイムアウト間隔を設定してください。

ハードウェア構成およびソフトウェアの情報を収集する方法を教えてください。

MAGNIA各機種では、各ディストリビューター提供のログ採取ツールがご利用できる事を確認しています。

Red Hat Enterprise Linuxの場合には、sosrepotをご利用ください。
MIRCALE Linuxの場合には、mcinfoをご利用ください。

MIRACLE LINUXでSELの物理ダンプを採取する方法を教えてください。

support-toolsパッケージに含まれているログ収集ツールmcinfoの拡張機能を使用することで、SELの物理ダンプを採取するこがで きます。概要を記載しますので、mcinfoコマンド の仕様をご確認し、お客様の運用環境に応じてシェルスクリプトを作成してください。

(1) /etc/mcinfo.d/mcinfo-extension ファイルに追加で実行したいスクリプトを実行したい順に追加します。

ここでは、MAGNIA共通の注意/制限事項に記載しているプログラム例で保存しているSELの物理ダンプも同時に採取するスクリプト例です。

(2) /etc/mcinfo.d/ ディレクトリにSELの物理ダンプを採取するスクリプトを配置し、実行権を付ける。

(3) mcinfoコマンドを実行

採取されたSELは、mcinfo内のextra/outfiles以下に SEL-採取日時.logというファイル名で保存されます。

Red Hat Enterprise LinuxでSELの物理ダンプを採取する方法を教えてください。

sosパッケージに含まれているログ収集ツールsosreportのplugin機能を使用することで、SELの物理ダンプを採取するこができま す。概要を記載しますので、sosreportコマンドの仕様をご確認し、お客様の運用環境に応じてスクリプトを作成してください。

(1) /usr/lib/python-xxx/site-packages/sos/pluginsへ実行したいスクリプトを追加します。

ここでは、MAGNIA共通の注意/制限事項に記載しているプログラム例で保存しているSELの物理ダンプも同時に採取するスクリプト例です。

(2) sosreportマンドを実行

PowerChute Business Edition v9.1.1 Linux Agent のインスールに失敗します。

インストール時にinstall_pbeagent_linux.shを実行すると、
以下のメッセージが表示されインストールに失敗する場合があります。

Error: dl failure on line 864
Error: failed /bin/java/jre/1.7.0_25/lib/i386/server/libjvm.so because /bin/
java/jre/1.7.0_25/lib/i386/server/libjvm.so: cannot restore segment prot after reloc: Permission denied

この場合には、下記の方法でLinuxエージェントの設定を行ってください。

1. SELinuxによるアクセスポリシーを適用

chcon -t textrel_shlib_t '/bin/java/jre/1.7.0_25/lib/i386/server/libjvm.so'

2. Linuxエージェントの各種情報を設定

/opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.sh を実行し、
ユーザ名、パスワードの設定、シグナルリングタイプの設定、
シリアルポートの設定等を行ってください。

X Window Systemでモニターの設定が 1024x768迄しか選択できない場合の変更法

Red Hat Enterprise Linux 6の場合には、MGA G200e Pilotを制御するxorg-x11-drv-mgaドライバーは、VIDEO BIOSを呼び出すことで、解像度を含むモニターの情報を得ています。

UEFIでブートした場合、BIOSの機能を活用できず、モニターの設定取得に失敗しているためディスプレイの設定(gnome-display-properties)での 1024x768超への解像度変更はできません。

このため、X Window Systemの自動認識機能だけでは、モニター名や解像度設定の変更が行えません。

この場合には、以下の手順でモニター設定を行う事で、1024x768を超える解像度が設定できます。

動作確認は、RHEL6.6のxorg-x11-drv-mgaドライバーを使用しました。

RHEL6.6以降のxorg-x11-drv-mgaドライバーをご利用ください。

 

TOSHIBA TFT液晶ディスプレイ17型-L(解像度1280x1024)を使用した例で説明します。

1. X -configureで xorg.conf.newを作成します。

2.作成された xorg.conf.newを編集し、Section "Monitor"の中にHorizSync 30.0 - 75.0 と VertRefresh 60.0 - 75.0 を追記します。

Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
VendorName "TOSHIBA"
ModelName "IPCD 128A3"
HorizSync 30.0 - 75.0
VertRefresh 60.0 - 75.0
EndSection

3. 作成された xorg.conf.newを編集し、Section "Screen"の中のSubSection "Display"の中にModes "1280x1024"を追加します。

Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device "Card0"
Monitor "Monitor0"
SubSection "Display"
Viewport 0 0
Depth 16
Modes "1280x1024"
EndSubSection
SubSection "Display"
Viewport 0 0
Depth 24
Modes "1280x1024"
EndSubSection
EndSection

4. xorg.conf.new を/etc/X11/xorg.conf へ移動します。

RHEL x86_64でX2APIC Enabledとしている理由を教えてください。

RHEL6、RHEL7 x86_64では、X2APICをサポートしています。 RHEL6またはRHEL7のx86_64でX2APIC Enabledで運用する場合に KVMでx86_64のゲストOSでのAPICアクセスのオーバヘッドを低減させる効果が期待できます。

詳しくは、RHELの仮想化ドキュメントをご覧ください。

なお、RHEL6でKVMをご使用いただく場合には、

qemu-kvm-0.12.1.2-2.445.el6以降のバージョンをご利用ください。

   http://rhn.redhat.com/errata/RHBA-2014-1490.html

RHEL6でUEFI Bootは使用できますか?

RHEL6でUEFI Bootする場合には、リブートを繰り返すと発生する起動障害やX Windows Systemで画面の解像度やモニタ名が取得できないという現象を確認しています。

これらの現象を回避するためには、以下の手順に従いRHEL6を設定してください。


1) 起動障害を回避するために、カーネルバージョンはRHEL6.7(kernel-2.6.32-573.el6.x86_64)以降を使用してください

2) X Windows Systemで画面の解像度やモニタ名が取得できないという現象を回避するため、以下の設定をしてください。

 設定方法ですが、modesetting driver を利用する方法とmga driver を利用する方法の2つの方法があります。 どちらか一方を使用して設定してください。

a)modesetting driver を利用する方法
RHEL6.7では、MAGNIAにて使用しているグラフィックチップに対応するkernel drm driverは非サポートとなっています。 以下のサイトより、mgag200 drm driver のrpmパッケージをダウンロードし、インストールしてください。 ドライバーの動作確認は行っていますが、動作を保障するものではありません。自己責任にてお使いください。

 また、本ドライバーは、RedHat社のサポート対象外となりますので注意してください。
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1192865

 grub.confのカーネルブートパラメータに 'rd_NO_PLYMOUTH' を指定し、rhgbを削除して Plymouth を無効に設定してください。

b)mga driver を利用する方法
RHEL6.7では、MAGNIAにて使用しているグラフィックチップに対応するmga driverですが、BIOS機能を使用して画面の解像度やモニタ名を取得しています。BIOS機能が使用できないUEFI Bootの場合には、mga driverの対応が必要となります。以下のサイトより、mga driver のrpmパッケージをダウンロードし、インストールしてください。 ドライバーの動作確認は行っていますが、動作を保障するものではありません。自己責任でお使いください。

 また、このドライバーは、RedHat社のサポート対象外となりますので注意してください。
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1196714

RHEL7を使用する場合にPowerChute Business Edition v9.1.1 Linux Agent のインスールに失敗します。

RHEL7を使用する場合には、インストール時にinstall_pbeagent_linux.shを実行すると、 以下のメッセージが表示され、PowerChute Business Edition v9.1.1のインストールに失敗する場合があります。

The 32-bit version of GLIBC is not present.
GLIBC has a dependency on nss-softokn-freebl
Please install these and run the the installer again.


このメッセージは、PowerChute Business Edition v9.1.1のインストールに必要なパッケージがインストールされていない場合に表示されます。FA159745に従って、必要なパッケージをインストールしてください。パッケージのインストールには、依存関係を解決するためにyumコマンドを使用することを推奨いたします。

また、以下のメッセージが表示され、PowerChute Business Edition v9.1.1のインストールに失敗する場合もあります。

./config.sh: 行 130: /bin/java/jre/1.7.0_25/bin/java: ディレクトリではありません

このメッセージが表示されている場合には、FA53859に従いインスールを実行してください。

ここでは、FA53859のインストール手順の概要を説明します。

1)32bit版のJREをOracle社のWebページからダウンロードしてください。PowerChute Business Edition v9.1.1がサポートしているJREのバージョンは、FA53754で確認できます。MAGNIAでの動作確認は、JRE7Update76(jre-7u76-linux-i586.rpm)を使用して行いました。

2)ダウンロードした32bit版のJREをrpmコマンドでインストールします。

[root@localhost JRE]# rpm -ivh jre-7u76-linux-i586.rpm
準備しています... ################################# [100%]
更新中 / インストール中...
1:jre-1.7.0_76-fcs ################################# [100%]
Unpacking JAR files...
rt.jar...
jsse.jar...
charsets.jar...
localedata.jar...
jfxrt.jar...
plugin.jar...
javaws.jar...
deploy.jar...
[root@localhost JRE]#

3)schneider社のWebページからJRE Configuration Toolをダウンロードしてください。

4)ダウンロードしたJRE Configuration Toolのtarを解凍し、実行します。JRE Configuration Toolを実行することで、ダウンロードしたJREがPowerChute Business Edition v9.1.1で使用できるようになります。例は、JRE7Update76(jre-7u76-linux-i586.rpm)ですので、-j で指定するパスは、インストールしたJREに応じて変更してください。

[root@localhost configtool]# ./PcbeJreConfig.sh -j /usr/java/jre1.7.0_76
--------------------------------------------------------------------
PCBE JRE Configuration Tool Ver. 1.0.0.11
Copyright (C) 2013 Schneider Electric. All Rights Reserved.
--------------------------------------------------------------------

Silent mode. New JRE :/usr/java/jre1.7.0_76

OS type: Linux
PCBE version is: 9.1.1
PCBE JRE dir is "/bin/java/jre/1.7.0_25"

java version "1.7.0_76"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_76-b13)
Java HotSpot(TM) Server VM (build 24.76-b04, mixed mode)

From :/bin/java/jre/1.7.0_25
To?? :/usr/java/jre1.7.0_76
Changing JRE ...

Updating startup files...
JRE has been changed.

[root@localhost configtool]#

 

5) インストールしたJREを使用するように、

/opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.sh ファイルを修正します。

[root@localhost PCBE-config]# diff -urpN config.sh.orig config.sh
--- config.sh.orig 2017-08-24 07:25:09.652467786 +0900
+++ config.sh 2017-08-24 09:07:00.000000000 +0900
@@ -127,7 +127,7 @@ ln -s libPocoFoundation.so.11 libPocoFou
fi
ERROR=0
cd /opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent
-/bin/java/jre/1.7.0_25/bin/java -jar ./lib/pcbeconfig.jar $1 $2 $3 $4 $5
+java -jar ./lib/pcbeconfig.jar $1 $2 $3 $4 $5

# pcbe.config.jar returns 1 when arguments we passed in indicating a silent install otherwise 0 is returned
if [ $? = 0 ]
[root@localhost PCBE-config]#

6) 修正したconfig.shファイルを/opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.shへ上書きコピーしてください。

[root@localhost PCBE-config]# cp config.sh /opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.sh
cp: `/opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.sh' を上書きしますか? y
[root@localhost PCBE-config]#

7) 上書きコピーしたconfig.shファイルの属性を変更してください。

[root@localhost PCBE-config]# chmod 540 /opt/APC/PowerChuteBusinessEdition/Agent/config.sh

8) config.shを実行し、ユーザ名、パスワードの設定、シグナルリングタイプの設定、シリアルポートの設定等を行ってください。

PowerChute Business Edition v9.2.1 Linux Agentのインストール方法を教えてください。

MAGNIA用のPowerChute Business Edition v9.2.1はダウンロードサイトより入手できます。PowerChute Business Edition v9.2.1は、PowerChute Business Edition v9.1.1からのアップグレードインストールのみ可能なので注意してください。インストール手順は、schneider社のWebページを参照してください。

その他

上記以外のご質問は、お問い合わせをご利用ください。

このページのトップへ
Copyright